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200話 バックヤード

last update Date de publication: 2026-07-23 07:29:12

「愛沢くるみが居座っているの!?」

電話から聞こえて来た弱々しく、そしてヒソヒソした声で愛沢くるみの滞在を告げて来たのは真壁早妃だった。

会食を終えた私と遼大は車でホテルへ戻るところだった。急に鳴った電話の驚きつつも、スマホの画面を確認すると、そこには真壁早妃の名。事前に私のスマホには関係者の連絡先が遼大と同期されている関係で、その名が私のスマホにも表示されていた。

電話に出ると真壁早妃は、先程の会食時の事を詫び、そして告げたのだ。

愛沢くるみが部屋の居座っている、と。

切迫した声に私は努めて冷静に言う。

「今、会食が終わったの。ホテルはどこ?」

様子を聞く限り、愛沢くるみはあの厚顔無恥さを発揮して、部屋に居座っているようだった。

遼大と顔を見合わせる。あの愛沢くるみなら、その部屋に居座って動かない可能性が高いだろうなと思う。

愛沢くるみは今や、強大だったパトロンの千堂彰を失い、湊には冷たくされ、擦り寄って行った無垢な少女だった小春さんの御爺様に拒絶され、行くところを完全に失っている。何もせず、大人しくさせる為にシミ取りのレーザー治療まで受けさせたのに、懲りていないらしい。遼大は溜息
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Commentaires (1)
goodnovel comment avatar
雨音休
愛沢くるみが追い詰められて底力を発揮している模様(笑)
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